福岡県小郡市小板井にある「Wakuwaku villagE」さんは、2023年12月にオープンした、世界を繋ぐコミュニティカフェです。
「世代、国籍、職種などに左右されず、世界中のいろんな人が、集い、共有し、発見する場所」をコンセプトに、多くの方々を惹きつけています。
アフリカの元気を日本に
「Wakuwaku villagE」さんは、その名の通り、小さな「村」のような存在のカフェです。
村長役・AZUSAさんは、2019年に東アフリカのルワンダにてアフリカ布・キテンゲを使ったプロジェクトに従事。
「ルワンダで暮らし、現地の方々の明るさや生命力に惹かれました。エネルギーの根源は、コミュニティの力。コミュニティを大事にしている文化に触れ、日本にもそんな場所を作りたいと思ったんです」
この想いを胸に、帰国後「Wakuwaku villagE」を立ち上げました。
和食ランチプレートでカラダに優しい料理を提供
アフリカンな「Wakuwaku villagE」さんのメインメニューは、意外なことに和食のワンプレートランチです。
名物「さはにやままらんち」は、季節の地元野菜をたっぷり使用し、昔ながらの調理法にこだわっています。
学生時代に発展途上国の農業支援を学び、卒業後はフィリピンやフィジー、マレーシアなどに滞在したAZUSAさん。
そこで気づいたのは、世界中どこに行っても、その土地に根付いた食文化があるということ。
AZUSAさんは、現地の伝統的な食事ほど体に良いものが多いことを実感しました。
だからこそ、「Wakuwaku villagE」では、昔から日本人が”日本人のカラダ”に取り入れてきた身近な食材を使った手作りの家庭料理を提供しているとのこと。
ドリンクメニューの目玉は、ルワンダコーヒー、タンザニアコーヒー、ケニアのジンジャーチャイなど。
季節に応じて、手作りの梅シロップを使ったジュースやスムージーなども楽しめます。
また、福岡や佐賀でしか栽培されていない柑橘の「木酢(きず)」の自家製ジャムを使ったトーストも提供しています。
人気メニューの「キーマカレー」は、15種類のスパイスを独自にブレンドして作られており、10月からはレギュラー化を予定しているそうです。
一人ひとりの力を活かす取り組み
「1人1人の好きなこと、楽しいことをどんどんシェアしていこう!」という考えを大切にしているAZUSAさん。
「Wakuwaku villagE」さんは、交流の場としても機能しています。
AZUSAさんは「オープン2日目にして、初めましてのお客様同士が自然に会話を始める光景を見ました。これこそが私が作りたかった場所なんです」と嬉しそうに語ります。
WALK&TALK(お散歩英会話)や柔道整復師の先生によるストレッチのイベント、アフリカの方々との交流会・料理イベントなども実施しています。
また、アフリカ布・キテンゲで日本とルワンダを繋ぐ「Dress for Two」プロジェクトを支援しています。
「Dress for Two」とは、1枚の大きな布を日本とルワンダでシェアし、おしゃれする楽しみ・喜びを分かち合う取り組みです。
お店では、このプロジェクトで作られたカラフルなお洋服が販売されています。
アフリカの雑貨も置いてあるので、ぜひ実際にお店でじっくり見てみてくださいね♪
みんながハッピーになれる村を目指して
「より多くの方に、もっとふらっと来ていただきたいんです。
ママがご飯を食べている間に、地域のおばあちゃん・おじいちゃんが赤ちゃんの面倒を見てあげているような、そんな光景がもっと見られたらいいなと思っています」と話すAZUSAさん。
調理担当のスタッフは介護福祉士の資格を持っており、「ご年配の方のお話し相手、介護をされているご家族の相談相手にもなれるので、気軽に何でも話してほしい」とのこと。
ここでは、美味しいコーヒーを飲みながらくつろぐも良し、新しい友達と楽しくおしゃべりするも良し、ソファでお昼寝をするも良し……
ぜひ「Wakuwaku villagE」さんにふらっと立ち寄って、あなただけの「ワクワク」を見つけてみませんか?
店舗情報
店 名:Wakuwaku villagE
住 所:福岡県小郡市小板井477-3 2F
電話番号:080-4313-1063
営業時間:10:00〜18:00
定休日 :火曜日・木曜日
(Instagramの投稿をご確認ください。)
Instagram:こちら
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