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山形市鈴川町の一角に佇む「焼き菓子の店 ラブール」は、白い外観と木の温もりに包まれたかわいらしいお菓子屋さん。
扉を開けると、バターと砂糖の甘い香りがふわっと広がり、訪れる人をやさしく迎えてくれます。
店内には、ひとつひとつ丁寧に焼かれたお菓子が並んでいます。
ウェディングケーキ職人が届ける「まちのお菓子屋さん」
ラブールの店主は、もともと結婚式場の厨房でウエディングケーキや引き菓子を作っていた方。華やかな場面を彩ってきた経験と技術を、身近な日常のお菓子に注いでいます。
「街のお菓子屋さんが減っていくのが、なんだか寂しくて」。そんな想いから、自分のお店を構えることを決意。
素材選びから焼き加減、仕上げまで、すべてに心を込めたお菓子たちが並びます。
心をくすぐる、手のひらサイズのしあわせ
ラブールの魅力は、なんといっても焼き菓子の繊細なおいしさ。すべてが手作りで、どのお菓子にも「素朴だけど上質」という言葉がぴったり。
中でも人気なのが、マドレーヌとシフォンケーキ。
マドレーヌは、手のひらにすっぽり収まるサイズ感の3個セット。見た目のかわいらしさに惹かれて手に取る方が多いとか。
外は香ばしく、中はふんわりとした優しい食感で、口の中でじんわりとバターの風味が広がります。ティータイムのお供にはもちろん、ちょっとした手土産にもぴったりです◎
季節ごとに変わる楽しみ。ふわふわのシフォンケーキ
シフォンケーキは、常時3種類ほどのフレーバーを展開。通年で楽しめる定番のバニラに加え、季節限定の味がローテーションで登場します。
夏には爽やかなレモンや香ばしいコーヒー、秋にはほっくりと甘いかぼちゃなど、その季節ごとの素材を生かしたラインナップが魅力です。
しっとり、ふわふわの食感に思わず笑みがこぼれるシフォンケーキは、軽やかで後を引くおいしさ。
年間を通して6種類ほどのフレーバーに出会えるので、訪れるたびに新しい味との出会いがあります◎
“ここでしか出会えない” パンドジェーヌの魅惑
店主イチオシの一品が、フランスの伝統菓子「パンドジェーヌ」。あまり日本では見かけない、ちょっとめずらしい焼き菓子です。
しっとりとした生地の中に、アーモンドの風味が贅沢に広がり、豊かで深い味わいが余韻として残ります。
アーモンドの香りと、やわらかくほろっと崩れる口あたり。焼き菓子好きには一度は味わってほしい、ラブールならではの逸品です。
地元の素材とともに、やさしい記憶をつくる
ラブールでは、山形の農家さんから直接仕入れる、新鮮なフルーツも使用。季節の果実を活かした焼き菓子も登場し、山形ならではの味わいを届けています。
そして、何よりもうれしいのは「できるだけ手に取りやすく」という店主の想い。
値段も良心的で、子どもからお年寄りまで、誰もが気軽に楽しめるお店です。
焼き菓子といえば、ラブール。
「焼き菓子はラブールに行けば間違いないよね」。そんな風に地域の人たちに思ってもらえる存在になりたいと語る店主。
今日もオーブンの前で、おいしい香りをまとわせながら、ひとつひとつのお菓子に向き合っています。
ほんのり甘い香りに誘われて入った店内で、自分だけのお気に入りのお菓子に出会える。
ラブールの焼き菓子は、日々の中にやさしい記憶を添えてくれます。
店舗情報
店 名:焼き菓子の店 ラブール
住 所:山形県山形市鈴川町3丁目4−21 タケシンビル1F
電話番号:050-8888-2310
営業時間:9時~18時
定休日 :月・火・水
Instagram:こちら
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