「ぎょうざ専門店 湖月(こげつ)」さんは、日本最古の餃子専門店として知られる名店です。
満州から引き揚げてきた上瀧ミサヲさん(久留米出身)が、昭和22年に大分県別府市で創業しました。
久留米には15年前に姉妹店がオープンし、名物の焼き餃子の他、限定メニューのスープ餃子が提供されています。
創業78年、受け継がれる満州仕込みの味
さかのぼること、約90年前。
満州の地で、一人の日本人女性が中国人料理人から餃子の作り方を学んでいました。
彼女の名は、上瀧ミサヲさん。
久留米で生まれ育った彼女は、昭和10年頃に満州へと渡り、東安にて料亭を営んでいました。
しかし、昭和20年の夏に終戦を迎え、ミサヲさんは命からがら故郷の久留米へ。
待っていたのは、空襲で焼け野原となった街でした。
ミサヲさんは故郷を離れて別府に移り住み、昭和22年に「ぎょうざ専門店 湖月」の看板を掲げました。
当時は「餃子」という存在自体が日本人にほとんど知られていなかったため、苦労することも多かったと言います。
しかし、78年の時を経た今、「ぎょうざ専門店 湖月」は日本最古の餃子専門店として多くの人々に愛され続けています。
そして、今から15年前に、ミサヲさんの想いを受け継いだ親族が故郷・久留米にて姉妹店をオープンさせました。
こだわり抜いた具材をひとつひとつ手包みで
「湖月」さんの餃子が多くのお客様を魅了する秘密は、素材へのこだわりと製法にあります。
具材、皮、ラー油はすべて手作りで、余計な添加物は一切使われていません。
具材には大分県産のブランド豚「とびうめ豚」を贅沢に使用し、にんにく・しょうがは国産のものを厳選しています。
特徴的な四角いぎょうざの皮は、中身が透き通るほどの薄さです。
業界人からも「こんなに薄い皮、見たことない」と驚かれるほど。
その皮を使って、一つひとつ丁寧に手包みで作られています。
焼くときに油を使わないのも、「湖月」さんのこだわりのひとつ。
皮から滲み出る「とびうめ豚」の旨味をたっぷり含んだ脂分だけで、パリパリに焼き上げています。
そうすることで、余計な油を使わずに、具材本来の味を楽しめる餃子に仕上がるそうです。
ラー油は、創業以来変わらない秘伝のレシピで作られており、焼き餃子にもスープ餃子にもよく合いますよ♪
久留米店では、焼き餃子に加えて「スープ餃子」という限定メニューを提供しています。
つるんとした食感の皮と、餃子の味が香る優しいスープが絶妙にマッチし、多くのリピーターを生んでいます。
また、餃子鍋(前日までの予約制)も人気メニューのひとつです。
その他にも、松浦漁港直送のアジを使ったアジフライや、唐津の魚ロッケ(ぎょろっけ)など、こだわりの食材を使ったメニューがご用意されています。
仕事帰りの一杯に、友人とのお食事に、「湖月」のお料理やお酒で、至福のひとときをお過ごしください♪
78年の歴史が生んだ至極の一皿をぜひご賞味あれ!
久留米店は、オープンから15年を迎えました。
噂を聞きつけて遠方から訪ねてくる方も多く、プロアスリートや俳優などさまざまな有名人もプライベートで足を運んでいると言います。
「久留米の人にもっと湖月を知ってほしい」と語る店主。
日本最古の餃子専門店としての歴史と、創業者から受け継いだ味を大切に守りながら、地元の人々に愛されるお店を目指しています。
店内でのお食事はもちろん、Uber Eatsのデリバリーサービスが利用可能で、工房直売所も準備中とのこと。
さらに、オンラインショップも運営しており、ご自宅でも湖月の味をお楽しみいただけます。
「湖月」さんは、餃子好きなら一度は訪れたい名店です。
日本最古の餃子専門店で、歴史に裏打ちされた絶品餃子を堪能しませんか?
店舗情報
店 名:ぎょうざ専門店 湖月 久留米店
住 所:福岡県久留米市六ツ門町1-9
電話番号:0942-30-8411
営業時間:17:00〜23:00
定休日 :火曜日・水曜日
※臨時休業などはInstagramでお知らせします。
X :こちら
Instagram:こちら
公式HP :こちら
応援コメント
0