福岡県朝倉市の「gallery hito(ギャラリー ヒト)」さん。
秋月にそっと佇む、衣食住にまつわる暮らしの商店です。
衣服や身辺雑貨(衣料雑貨)、お皿など生活雑貨を販売しています。
一番の特徴は、商品が作られたストーリーを大切にしていること。
現代の大量消費社会で忘れられがちな、作り手の想いを、日々オーナーさんが届けています。
長年アパレルに携わるオーナーさんが、商品に込められた「ヒト」の想いを紡ぐ
オーナーさんは名古屋市出身です。
株式会社パルコでのディベロッパー、ご自身での店舗経営、大手セレクトショップ勤務といった経験を経て、人事異動により佐賀県鳥栖市へ移りました。
九州の魅力を知り、それまでの店舗経験を活かして独立を決意。
市のシティプロモーション課に紹介された、文化財の建物を使って、2024年5月にオープンしたのです。
大学を出てから、20年以上アパレルに携わっているオーナーさん。
接客においては、作り手の想いとともに、ご自身の生い立ちや価値観も丁寧に伝えています。
商品は物質的価値だけでなく、「ヒト」というフィルターを通すことで、さらなる付加価値が生まれると考えています。
10年単位で大切に使える、”本物”を各地から仕入れて販売
衣服はワンピースやチュニックのほか、シャツやパンツなど、ユニセックスで着られるものを中心にセレクト販売。
触るとわかる、しっかりとした生地が特徴です。
大手セレクトショップには卸さないような、こだわりを持って生産している、全国各地のメーカーや作家から仕入れています。
多売や大量生産・大量廃棄に異を唱え、一過性のトレンドに左右されないもの作りをしている方ばかりなのだそうです。
身辺雑貨はカバンや財布、帽子などを取り扱い。
浅草や目黒など、東京都から仕入れているものも多くあります。
生活雑貨は陶器の皿や木工のコップなど、岐阜県の多治見焼きをベースにした器類が中心。
「studio yamahon」さん、「wan -made in Gotoislands-」さん、「3RD CERAMICS」さんの、3アーティストのブランドを扱っています。
タイルで有名な多治見市は、粘土質の石灰が多い地域。
発色が特徴的で、無垢な魅力を持つ焼きものができあがるのです。
いずれの商品も、丁寧に作られたものには、魂が宿ります。
作り手・売り手・買い手の「三方良し」を信条に。
日常に根付き、長年愛着を持って使えるものを提供したいと考えています。
現代の「ファストファッション」とは、真逆を行くことこそがこだわりです。
本当にものを愛する方と、狭く深い関係を築きたい
「gallery hito」さんでは、全国でも知る人ぞ知るもの、言い換えると”認知が深い”商品を扱っています。
実際に秋月を訪れ、オーナーさんの人柄も含め「ここなら信頼できる」と、販売を決めた作家さんも。
今後とも多くの方に売ることを目指すのでなく、ものを愛する方と、狭く深くつながっていくのが願いです。
秋月を目指して来てもらえるような場所となることで、人を呼び込み、地域に貢献もできればと考えています。
地域に根付き、一点一点、心を込めて販売している「gallery hito」さん。
共感した方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
不定期のイベントとして「企画展」も開催しています。
POINT店舗情報
店 名:gallery hito
住 所:福岡県朝倉市秋月265-5
営業時間:11時〜17時
定 休 日:不定休
電話番号:050-1720-4591
店 舗 HP:こちら
Instagram:こちら
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