オンラインショップをメインにコーヒー豆を販売する「Thunderclaps Coffee」。
和歌山県を拠点に活動するオーナー・住川さんが営むコーヒーショップです。
しかし、ここで提供されるのは、単なるコーヒーではありません。
住川さんが生み出すのは、焙煎からブレンドまでこだわりの詰まった一杯のコーヒーだけでなく、ライフスタイルそのもの。
コーヒー、音楽、農業、内装—さまざまな経験を経てたどり着いた“今”が、ここには詰まっています。
20代、世界へ飛び出した日
住川さんの人生は、まるで一冊の冒険小説のようにダイナミックに広がっています。その始まりは、20代での海外経験でした。
「海外に行きたい！」という想いを胸に、20代前半でカナダへワーキングホリデーに飛び立ちました。
大学で言語を学び、アメリカ文化に憧れていた住川さん。
単身で海を渡ることを決意しましたが、待ち受けていたのは想像以上に厳しい現実でした。
最初に働いた洗車の仕事では、強烈な人種差別を受け、わずか数日で退職。その後、関西出身の店主が営む寿司屋で働くことになります。
「その店主は父親くらいの年齢で、すごくお世話になりました。雑用から始めて、一年間がむしゃらに働きました」
その後、かつての夢だった「アメリカでバイクを走らせる」という夢を叶えるため、バイクを購入。
アメリカ・サンディエゴへ向けて出発します。
6か月間のアメリカ生活で、異文化の中に身を置き、多くのことを学びました。
帰国後、音楽と農業、そしてコーヒーへ
帰国後は音楽活動をスタート。ライブイベントに出演し、3～4年間活動を続けました。
しかし、コロナ禍で音楽活動は難しい状況に。
「日本人としてのアイデンティティを見つめ直したとき、“米作り”だと思いました」
農家に弟子入りし、実際に手植えで米作りを体験。無農薬栽培について学びます。
この経験を通して自信を得ましたが、ビジネスとしての採算性が合わず、次に目を向けたのが“コーヒー”でした。
生豆を仕入れ、自ら焙煎し、ブレンド。
オンラインショップとイベント出店を通じて販売を開始しました。
「コーヒーの味は、ブレンドの技術で変わります。それぞれの豆の特徴を知ることで、最高の一杯を作ることができます」
さらに、廃棄されるコーヒー豆を活用したコーヒーキャンドルも開発したそう。
缶タバコの空き缶を利用し、サステナブルな商品として販売。
店主のアイデアにより、捨てられてしまうものにも「新しい息吹」が吹き込まれていきます。
内装業に詰め込まれたサービス
実は、住川さんは実家の内装業も手伝っており、職人であるお父さまと弟さんのサポート役として、営業や経理を担当しているとのこと。
ここでも、住川さんにしかできないアイデアを発揮します。
「“カフェみたいなオシャレな空間にしたい”というお客様には、“では、コーヒーの焙煎の仕方も教えますよ”と提案することもあります」
コーヒーを焙煎し、空間をデザインし、音楽を奏でる。
そんな多才な店主だからこそできるアプローチが多くのお客様に喜ばれています。
日本をよくしていくために、発信していく
これまでの経験を活かし、YouTubeや執筆活動も開始しました。
「海外で生活し、日本を俯瞰的に見ることで、社会の課題が見えてきました。だからこそ、意見を発信していきたい」
住川さんが最も変えたいと願うのは、「日本人が意見を持つこと」。
「意見を持つことは、責任を持つこと。でも、責任を負いたくない人が多い。それが政治でも社会でも、すべての根本的な問題になっています」
だからこそ、音楽、コーヒー、内装、YouTube—あらゆる手段を駆使して、自らの意見を発信し続けています。
多彩な経験を積み重ねてきた彼だからこそ提案できる、新しい価値。
住川さんのライフスタイルに興味がある方は、ぜひYouTubeやInstagramをチェックしてみてください。
型にはまらない生き方、その魅力にきっと引き込まれるはずです。
次回イベントは、2025年5月31日に開催予定とのこと！
イベント情報ー出展内容ー
珈琲、珈琲豆、盆栽、楽曲、珈琲キャンドル
ー出店情報ー
5/31 京都平安神宮前
京都一の文化交流ゾーン・岡崎に、国内外より多種多様な分野で活躍する人々が一堂に集う場所として、京都博覧会が『Re:京都博覧会』として、150年ぶりに復活しました。
「今回は、この150年という節目に参加させていただくことになり誇らしい気持ちであります。
ぜひ、この記事を見た皆様、実際に僕に会ってやってくださいませ。」
店舗情報
店名：Thunderclaps Coffee
Instagram：こちら
ホームページ：こちら
YouTube：こちら
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