みなさんは、「寺カフェ」という存在をご存じでしょうか?
今回訪れたのは、神埼市の安居寺(あんごじ)にある「ラナカフェ」さん。
お寺という和の空間で、地元の食材を使ったヘルシーなお料理をお楽しみいただける珍しいお店です。
■お寺の境内で安らぎの空間を
「ラナカフェ」さんがあるのは、櫛田宮(くしだぐう)隣の安居寺境内です。
安居寺は「安らかに居れる寺」と書くことから、「心も身体も安らげるようなお店にしたい」という思いを持って経営されています。
店内は、お寺らしい和の空間。
実家に帰ったような安心感があり、お食事を楽しみながらゆったりとした時間を過ごせます。
■地元の食材を使った彩り豊かな「あんご寺御前」をはじめ、魅力的なメニューに注目
「ラナカフェ」さんのランチでは、佐賀の食材を使った彩り豊かな「あんご寺御前」が提供されています。
前菜の盛り合わせや副菜・主菜・味噌汁(スープ)・ドリンクなどがセットになっており、野菜をたくさん食べられるボリューム満点のメニューです。ご飯は、玄米と三穀米のどちらかをお選びいただけます。
メニューは2週に1回リニューアルするとのことで、「今度のお料理はなんだろう?」とワクワク感がありますね♪
また、14時〜16時までは「おやつタイム」で、おやつセットやフレンチトーストセットなどが提供されています。
隣の神社に参拝して境内の自然に癒された後、「ラナカフェ」さんで休憩するという過ごし方もおすすめです。
さらに、ご自宅でもラナカフェさんのおかずを楽しめる「ラナカフェのおばんざい」も人気なんだとか。
パーティーの一品としても使えるような持ち帰りメニューです。
ちょっと特別な日は、「ラナカフェのおばんざい」を注文してみてはいかがでしょうか?
(※前日までにお電話でご予約ください。)
■廊下では器のリサイクル「はるとなり」を実施
また、「ラナカフェ」さんでは、器のリサイクルを行う「はるとなり」を実施中。
お店の廊下には、お客様から寄付された器たちが並んでいます。
お気持ちの金額を缶に入れれば、欲しい器を持ち帰れるというシステムです。
東日本大震災をきっかけに活動を開始し、これまで頂いた「お気持ち」は、熊本地震や九州北部豪雨などに寄付してきたそうです。
笑顔の輪を広げる「はるとなり」のプロジェクト。
「ラナカフェ」さんを訪れたときは、ぜひ廊下に並ぶ器たちにも注目してみてくださいね。
■気軽に訪れることができる寺カフェを目指して
「ラナカフェ」さんは、2010年にご夫婦でスタートしたカフェです。
2022年6月に現在の安居寺へと移転し、寺カフェとしてリニューアルオープンしました。
「ラナカフェ」の「ラナ」は、イタリア語で「カエル」を意味するRanaに由来。
ご夫婦の苗字が、カエルの別名である「かわず(川頭)」という響きなので、「ラナカフェ」と名付けたそうです。
また、「かえる=帰る」を連想できることから、「ホッと帰れるような場所にしたい」という願いも込められています。
看板のイラストは、息子さんが小学1年生のときに描いたもの。
お店に踏み入れる前から、ほのぼのとした雰囲気に癒されますね。
これからは地域の皆さんと協力して、気軽に参加できる楽しいイベントも開いていきたいとのこと。
「地域の在り方が変わり、お寺にも変化が求められている時代。ラナカフェがあることで、普段訪れないお寺を身近な存在に感じていただけたら嬉しい」とお話ししてくださいました。
ホッと一息つける居場所をお探しの方は、ぜひ安居寺にある「ラナカフェ」さんを訪れてみてください♪
■店舗情報
店 名:ラナカフェ
住 所:佐賀県神埼市神埼町神埼420 安居寺内
Googleマップ:こちら
電話番号:0952-53-3687
営業時間:11:00〜16:00頃
定休日 :日曜日・月曜日
駐車場 :あり(「ラナカフェ」の札がある場所に駐車ください。)
Instagram:こちら
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