宮崎県延岡市で三代にわたり養豚業を営む「延岡よっとん」さん。
抗菌性飼料添加物を使わず、EM菌(善玉菌)の力を活用した独自の養豚方法で、おいしい豚肉を消費者に届けています。
家族の経験から始まった新しい挑戦
「延岡よっとん」さんは、祖父の代から長く続く養豚場です。
お父様の代で「地元の方々にも食べていただきたい」という想いから、養豚だけでなく販売もスタートしました。
現在の豚肉づくりの転機となったのは、お姉様の病気だったそうです。
高校生の時に重い病気を患いましたが、おばあさまが丹精込めて作った自然由来の青汁の力で回復。
この経験から、ご両親は自分たちが育てている豚の飼育方法について深く考えるようになったといいます。
「一般的な養豚では、豚の成長を促進するためにエサに様々な添加物が含まれている。その豚肉を食べている私たちの健康は本当に守られているのだろうか」
それから試行錯誤を重ね、少しずつエサに含まれる薬を減らしていきました。
その結果、現在では薬に頼らない経営を実現。
「延岡よっとん」のエサには、成長促進を目的とした抗菌性飼料添加物が一切含まれていません。
そのため、一般的な養豚場より飼育期間が長く、一頭育て上げるのに200日以上かかります。
利潤ばかりを追求するのではなく、消費者の健康と笑顔を第一に考え、おいしい豚肉を提供したいという想いが原動力となっているそうです。
EM菌を活用した独自の養豚方法
「延岡よっとん」さんのもう一つの特徴は、EM菌(善玉菌)の活用です。
EM菌との出会いは、豚舎の匂い対策がきっかけだったそうです。
豚舎環境の改善に使ってみたところ、豚舎内の環境が改善されただけでなく、豚の病気やストレスが目に見えて激減。
現在では飼料にも配合し、豚の腸内環境から農場全体の微生物環境まで、総合的な健康管理に役立てているそうです。
大量生産こそできませんが、新鮮な空気と水、快適な環境づくり、そしてEM菌配合のエサにより、健康で体力のある豚が育ちます。
その結果、「延岡よっとん」さんの豚肉は、豚肉特有の臭みが少なく、適度な締まりがありながらも、やわらかくてジューシーな肉質に仕上がっており、高い評価を得ています。
農場から食卓まで生産者の想いを乗せて
「延岡よっとん」さんでは、出荷時にも細やかな配慮を行っています。
社長自らが夜間にトラックを運転し、豚へのストレスを最小限に抑えた運送を行っています。
また、精肉された商品も社長が直接スーパーや飲食店に配達し、品質確認を欠かしません。
新規取引先には必ず農場見学をお願いし、生産者の想いを共有することにこだわっています。
現在では、宮崎県内のスーパーをはじめ、全国各地の飲食店でも使われるようになった「延岡よっとん」さんの豚肉。
豚丼や豚マリネ、メンチカツなど、様々な料理で楽しむことができ、その味わいの深さはプロの料理人からも高い評価を受けています。
また、社長はお客様との交流も大切にしています。
毎年4月10日は「よっとんの日」として、お肉のセールやフリーマーケットなどのお祭りを開催。
日々の活動は公式SNSでも発信しており、豚の成長過程やおいしい食べ方のレシピなど、さまざまな情報を共有しています。
「延岡よっとん」さんについてもっと知りたい方は、公式SNSの発信もぜひチェックしてみてくださいね♪
店舗情報
店 名:延岡よっとん
住 所:宮崎県延岡市柚木町738
電話番号:0982-33-1087
営業時間:10:00〜17:00
定休日 :日曜日・月曜日
Instagram:こちら
YouTube:こちら
公式LINE:こちら
公式HP :こちら
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