四万十を感じる日本酒を、海外にまで届けたい。高知県四万十町「文本酒造」

高知県高岡郡四万十町にある「文本（ふみもと）酒造株式会社」（以下「文本酒造」）さん。

日本最後の清流ともされる、四万十川のほとりにたたずむ酒蔵です。

四万十川の清らかな水や、地域のブランド米「仁井田米（にいだまい）」を使った、原材料にこだわる醸造を行っています。

海外進出を目指し、新しいお酒も続々と開発中です♪

酒蔵の120年の歴史をつなぐ事業として、現在再生プロジェクトを進行中

「文本酒造」さんは120年の歴史を持つ酒蔵。
コロナ禍の2020年に、一度は製造休止を余儀なくされました。

しかし、唯一の酒造がなくなってしまうのは地域にとっても良くないと考え、2022年7月に再スタート！

同時に”四万十を感じるテロワールを多くのお客様に届ける”ことを目指した、新たなブランド「四万十（SHIMANTO）」を立ち上げました。

四万十町の文化や産業との共存とともに、地域活性化への貢献を狙いとしています。

規模が非常に小さい蔵のため、年間を通して醸造する四季醸造を実施。
常に新酒を味わえるのも魅力です♪

華やかな香りで飲み口がきれいな、モダンな日本酒が強み。フルーティーな香りのものも

日本酒にはクラシックスタイルとモダンスタイルがあり、「文本酒造」さんは特にモダンスタイルが強み。

地元の農家から購入したブランド米の仁井田米、四万十川の清流、そして高知県ならではのバリエーション豊かな酵母から醸造しています。

日本酒の原料は米・米麹・水のみですが、杜氏（とうじ）の技術や酵母の種類により、さまざまな風味が生まれます。

例えば「KAORU（カオル）」はパイナップルジュースのような味。
「HANAYAGI（ハナヤギ）」は低アルコールで、ストロベリーのような香りです。

お酒になじみがない方でも、きっと飲みやすい味わいですね♪

甘酒

甘口から辛口までありますが、いずれも華やかな香りと、スッキリ切れた飲み口が特徴です。

特に注目すべきお酒は「SHIMANTO YELLOW（四万十イエロー）」！
日本酒離れに立ち向かうべく、切り口を広げたいと開発されました。

甘みをかなり抑えており、ボディの強いふくよかな味わい。

特に海外で評判が良く、世界各国の酒ソムリエが評価する品評会「東京酒チャレンジ2025」で受賞を果たしました♪

現在、720mlを2,420円（税込）で販売しています。

日本酒ペアリングBARや、お寺への宿泊付きプラン。新たな楽しみ方を提供

醸造プラント内には、日本酒ペアリングBAR「お酒屋さん」を併設しています。

昔ながらの雰囲気とモダンさが融合した空間で、お酒とともに、仁井田米を使った定食を楽しめます。

また四国遍路の札所である岩本寺が近いことから、観光客も多く立ち寄る場所。

そのため、まるでホテルのような宿坊がある岩本寺と連携し、”お寺に泊まって蔵で過ごす”セットプランも提供しています♪

「文本酒造」さんのHPからもご確認できます。

宿坊

今後の目標は酒蔵や食べ物、お寺など、旅行先としての四万十町の魅力を伝えること。

そして世界で日本食や発酵文化が注目される中で、海外や国内へ、日本酒をさらに広めていくことです♪

HPからもお酒を購入できますが、ぜひ直接買いに来てもらいたいと願っています。

岩本寺

2025年6月18日から大阪府の阪神百貨店で開催し、「SHIMANTO YELLOW」も出品する高知フェアなど、イベントにも参加予定です。

Instagramより、最新情報をご確認ください♪

POINT店舗情報
店　　名：文本酒造株式会社
住　　所：高知県高岡郡四万十町本町4-23
営業時間：11時～21時
定 休 日：火曜～木曜
電話番号：0880-22-0039
オフィシャルサイト：こちら
Instagram：こちら